■導入機器
ブレインプロ[FM-929]、パルラックスプロ[PUL-PRO]
■ご利用形態
ニューロリハビリテーション(脳機能)に関する研究。
■准教授 兒玉隆之 氏 コメント
現在、慢性的な痛みがある人の脳機能と痛みへの対処方法について研究しています。難治性疼痛は治療に難渋する慢性疼痛であり、ストレス要因と連動して脳内神経回路のひずみや可塑的変化を引き起こすことが原因とされています。
慢性疼痛患者の脳機能に関する研究において、脳波周波数帯域に健常者とは異なる特性があることが報告されており、これらのことから、難治性疼痛への対処方法として、脳機能状態を変容させるような治療が有用であると考えています。そこで、難治性疼痛患者に対して、
脳波を患者自身にコントロールさせるニューロフィードバックトレーニングを実施し、トレーニングの有用性が検証されれば、慢性疼痛に対する対策の一助となり、地域社会における充実した日常生活復帰への可能性が高まると考えています。
このような研究目的を背景にFM-929を用いて、難治性疼痛患者の脳波周波数の測定とニューロフィードバックトレーニングを実施し、難治性疼痛への効果検証を試みています。
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京都橘大学大学院
健康科学研究科 准教授
兒玉 隆之 氏
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京都橘大学大学院
健康科学研究科 講師
松尾 奈々 氏
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